賃貸管理、入退去の条件、こんなに違うの?
最近の賃貸業界の入居契約時の条件はドンドン進化しています。加えて、入居者の事前情報の豊富さは、インターネット時代の象徴で、物件選択の基準にも影響しています。
物件探しでは、住環境や利便性、間取りや建物構造等の情報は勿論ですが、最近は、管理会社、物件により異なる、入居契約時の利便性や、退去時の安心感に選択基準の要因があるようです。
退去時の清算、物件毎に差別化されていませんか?
賃貸物件の退去は、借主が原状回復して明け渡しすることになりますが、民法の改正に伴い借主の原状回復条件が緩和され、通常損耗は貸主の大家さんの負担となり、大家さんの負担が増えているようです。
その為、「通常損耗補修特約」で、原則を超えて借主に原状回復に係る負担を求めようとするケースもあるようです。
しかし、入居者からすれば、インターネット等で原則を把握していますから、分の悪い特約、賃貸物件とこの時点で線引きされてしまいます。
最新の入居募集時システムを理解しておきましょう
最近の入居契約条件は充実しており、入居時負担を少なくし、借り易い賃貸物件とすることで、差別化を進めています。
物件のハード面ばかりにどれだけ投資しても、契約条件等のソフト面を充実しなければ、「選ばれるお部屋」にはなりにくいでしょう。
敷金0や定額クリーニング制度は当たり前、保証人不要、更新料0円、鍵交換費用無料、クレジットカード決済可能等、総合的な契約管理の改善が求められています。
入居者需要に応えられなければ、空室は改善できない
空室対策に、リフォームやリノベーション工事等、ハード面の情報は多々あります。そのことも、非常に重要なファクターですが、現実には、入居時の金銭的負担、退去時の負担は入居する側の立場で、とても重要な条件となります。
賃貸建物と入居者とは、需要と供給の互いの合意条件レベルがあります。ご自身の物件はどのお客様を対象に、条件整備されていますか?
ハード面にせよソフト面にせよ時代は、「選ばれる」、「選んでもらえる」物件として改善された物件を求めています。
これから訪れる賃貸繁忙期に大家さんの物件はどうでしょうか?需要に応える対応ですか?近隣の競合物件に対策できていますか?

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