なかまち不動産
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2021年08月24日
不動産活用

「相続しない、限定してする」は、3ケ月以内に決める必要があります

相続と聞くと、一般的に被相続人が残してくれたプラスの財産を、相続人皆で分けるある意味、羨ましい状況を想像します。

しかし、相続財産には、プラスの財産ばかりでなくマイナスの財産も含まれており、不動産や預貯金等のプラスの財産以外に、借金や借金の連帯保証人になっていなかったか等、マイナスの財産を調べて精査し、早く相続財産を把握することが重要です。

相続の方法は通常、3ケ月以内に決めなければ、単純承認したものとなってしまいます。

相続の方法には3つの種類があります

相続の方法には、3つの種類があります。

〇単純承認
単純承認とは、被相続人が残した財産と債務を全て、無条件、無制限で引き継ぐ方法です。又、単純承認以外の方法である、相続放棄や限定承認の手続きを3ケ月以内にしない場合は、自動的に単純承認の方法しか選択肢は無くなります。

〇相続放棄
被相続人が残した相続財産の全てを放棄し、一切の財産を相続しない方法です。相続の開始を知った時から3ケ月以内に家庭裁判所に申述する必要があります。

〇限定承認
被相続人が残した財産に、プラスの財産とマイナスの財産があった場合、プラスの財産の範囲においてマイナスの財産を弁済する責任を負い、それ以上の責任を負わないという責任範囲を限定した相続の方法です。

相続の開始を知った時から3ケ月以内に、家庭裁判所の限定承認の申述をする必要があります。

3つの相続の方法には、注意すべきポイントがあります

3つの相続の方法には、注意すべきポイントがあります。
〇単純承認の場合、3ケ月以内に相続放棄や限定承認の手続きを進めていたとしても、相続財産の一部でも処分したり、秘匿した場合には、単純承認したものとみなされます。

〇相続放棄は、不動産や預貯金等のプラスの財産より、借金や保証債務等のマイナスの財産が明らかに多い場合に、選択すると効果的です。
3ケ月という短い期間で判断しなければならない為、充分な調査が必要になります。又、相続放棄を選択することで、他の相続人にも悪影響が出ることがあります。

〇限定承認は、相続人が複数いる場合には、相続人全員で限定承認する必要があります。又、相続人に相続放棄した人がいる場合、他の相続人全員で限定承認の申述をする必要があったり、一人でも、単純承認する人がいた場合は、限定承認ができなくなったりします。

以上のように、複雑な相続手続きの方法を相続開始を知ってから、3ケ月以内に判断し手続きするということが起きます。

単純承認したばかりに、大きな負担を抱え込むことになり兼ねない相続、短時間での判断で決める方法を知っておくことは大切です。

この記事を書いた人
中町秀豊です ナカマチヒデトヨ
中町秀豊です
「なかまち不動産」の中町秀豊です。約30年、東証一部上場の建設・不動産活用専門会社に勤務し、支店長として全国各地を転勤し不動産の有効活用事業で多くの皆様と出会い、建設、不動産に関わる様々な取引・契約を経験することができました。これからの人生も、不動産の売買、活用、賃貸に関わる皆様の様々な要望、お悩み、ご相談に真摯に取り組み、「不動産で笑顔のある豊かな人生を」応援します。真摯に一生懸命が信条です。どうぞ宜しくお願いいたします。
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