なかまち不動産
10:00~18:00
2020年10月14日
賃貸改善管理

遺産分割協議中の家賃収入、誰のもの

賃貸物件の所有者である貸主に相続が発生した場合、収入の有る賃貸物件である反面、事業に伴う借入金がついてきます。

一般的には、相続開始から「さて、どのように承継すべきか」複数いる相続人による遺産分割協議が始まります。

今回は、賃貸住宅の賃貸借契約の当時者が死亡した場合の法律関係に絞り、「この場合の家賃収入どうなるのかなぁ?」の疑問を考えてみました。

相続開始から遺産分割が成立するまでの賃料収入は

賃貸物件のある被相続人が死亡し相続人が複数いる場合、相続開始日から遺産分割協議が成立するまでの間も、家賃収入が発生しています。

この間に発生した家賃収入は、遺産分割により、賃貸物件を相続した相続人が取得するのでしょうか?

遺産分割協議で賃貸物件の相続人が決まれば、当然、決定以後はその相続人が家賃収入を取得することになります。

問題は、決定迄の家賃収入がどうなのかです。

遺産分割中の家賃収入は、相続人全員の共有財産です

賃借権も財産権であり、「相続人は、相続開始から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する」(民法第896条)とされています。

貸主が死亡した場合、相続人が貸主の地位を承継するとなっています。

しかし、「相続人が複数いて遺産分割協義をする場合は、相続開始から協議が成立する迄の間は、相続人全員の共有の状態にあるので、その間に発生した賃料収入は遺産とは別の財産として、法定相続に応じて取得するものである」(最高裁判例)とされています。

賃貸物件の事業承継は、経営責任のある負担の大きな判断になります。参考にしてください。

この記事を書いた人
中町秀豊です ナカマチヒデトヨ
中町秀豊です
「なかまち不動産」の中町秀豊です。約30年、大手建設・不動産活用専門会社の支店長として全国各地を転勤し、不動産活用を通じ多くの不動産オーナーとご家族の皆様と出会い、様々な建設・不動産取引の経験を積むことができました。これからの人生も、不動産オーナーとご家族の皆様其々のお悩みやご要望にお応えし、不動産で「笑顔のある豊かな人生=リッチライフ」を創造できれば幸せです。真摯に一生懸命が信条です。どうぞ宜しくお願いいたします。
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