空き家の売却には家財処分・遺品整理等、以外と時間が掛かります
空き家の売却でご相談を頂くと、現在も相続した時の状態のままで、相続人が揃って遺品の整理や、家財の処分について話す機会も無ければ、日時を合わせて整理する時間も持てないで困っていると、ご相談をお受けします。
実家が空き家の場合で、相続人の住居が各地に分散している場合、お世話する方のご負担は、大変です。
分割協議と異なり、遺品整理や家財処分は、思い入れが違います
相続時、不動産等大きな相続財産についての分割協議も大変ですが、合理的な解決に専門家も加わり、法律に沿って円満解決を図ることが多くなります。
しかし、建物の所有権は解決しても、現状のままの売却や取り壊しての売却、いずれの場合も、建物内部にある家財や遺品等の整理には、相続人其々の思い入れもあり、法律では割り切れない感情と、具体的に整理処分に集まって相談や作業することが、各自の住まいが離れていると相当難しいことがあります。
所有者の方も、ご自身の住宅がありご両親の実家が空き家の場合、正月、お盆の集まる機会も無くなるからでしょう。
所有者だから全て一存で、勝手に処分ともいかず、調整が難しい相続後の調整です。
空き家を兄弟等で共有相続している場合は、対策が必要です
先ず、空き家をどうするかの判断を、相談する必要があります。売却となると不動産仲介業者の選定から始まり、価格の合意、経費の負担等、主となる代表所有者への委任度が共有者が多いと尚更、重要になります。
任せる不動産業者との窓口となる所有者代表の方を一本化して、売買契約や所有権移転決済がスムーズに行われることが、求められます。
共有者の所在が各地に散在している場合は、委任行為、面談決済行為等、不動産業者、司法書士と買い手の方との段取りも重要になります。
空き家の近隣トラブルも想定され、敷地の境界確認等も必要になります。様々ことを不動産業者に依頼することが、多くなりますので、大手で無くても、小回りの利く、信頼できる不動産業者を選ぶことがとても重要になります。

関連した記事を読む
- 2021/01/23
- 2021/01/18
- 2021/01/17
- 2021/01/10