「2020金沢百万石まつり」今年は、中止になりました
ー金沢なかまち不動産BLOGー
2020年の「第67回 金沢百万石まつり」は、中止となりました。残念!
2020年の今年は6月5日~7日の3日間の開催予定でしたが、コロナ感染対策で中止となりました。メインイベントとなる6日の百万石行列では、前田利家が俳優の陣内孝則さん、正室のお松の方がタレントの壇蜜さんで決定していました。
新幹線の開通以来、年々、観光イベントが盛り上がっていた金沢でしたが、今は、静かに、ソーシャルディスタンスのガマンの時です。
金沢百万石まつりの由来は?
加賀藩祖の前田利家公が天正11年(1583年)6月14日に金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業を偲んで行われている城下町金沢の一大イベントです。城下町金沢を舞台に、勇壮かつ華麗で豪華絢爛な行列が金沢市内を練り歩き、金沢駅前から出発し兼六園を経由し金沢城に入城します。毎年、大勢の市民や他県や外国からの観光客が来県され、金沢が最も賑わう3日間の行事です。
しかし、全国的には「前田利家公や正室のお松の方」の事は、NHK大河ドラマで放映はされましたが、名立たる戦国武将の中では、知名度はやや劣るかもしれませんので、少しだけ人物紹介させていただきます。
前田利家:尾張国に生まれ14歳で織田信長に仕え、「槍の又左」の異名をとりました。豊臣秀吉の晩年には五大老として徳川家康と並ぶ実力を持つ武将でした。
お松の方:尾張国に生まれ12歳で利家と結婚、豊臣秀吉、おね夫婦とも親交があった。徳川家康の嫌疑を晴らす為に、自ら江戸に上り人質として前田家を守った。
そして、2代目利長、3代目利常の時代に、徳川家との息詰まる緊張関係の中で「富国文化」政策を貫徹し金沢百万石の城下町を築きました。
今年は、夏の花火、秋の金沢マラソン等、多くのイベントが中止です
日本中がコロナ対策に追われ、どの地方都市も例年の恒例行事が中止になっています。
観光と食文化に支えられている地方都市には、強烈なインパクトで一気に景気が萎む感が押し寄せています。金沢の「富国文化」政策の正念場です。ウイズコロナの間は、蜜のコミュニケーション文化に支えられてきた「おもてなし」の文化から、知恵と工夫で新しいコミュニケーション文化に置き換えられるか、地方文化の底力が試されます。いつもの行事がイベントが盛沢山に行われる金沢をもう一度、少しずつ創り上げる時間が必要です。
コロナ治療薬を早く開発し一日でも早い終息を期待します。

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