空き家のオーナーの皆様を応援します
ー金沢なかまち不動産BLOGー
年々増加が予想されている空き家を、オーナーの皆様とベストな方法で対処できますよう応援しています。3000万円の特別控除についての情報は、かなり浸透していると思われますが、要件適用外やご事情により放置されている空き家があります。
空き家で維持する理由は、差し迫った予定が無い
空き家を2ケ月に1回程度は管理に見回っている方の理由の多くは、当面、特に予定がないので置いてある。
・オーナー自身が既に高齢で、後継者に任せる予定である。
・今、売却しなければならない理由が無い。
・未定だが、将来、子供たちが家を建てるかもしれない。
・管理している具体的な理由があるわけではない。
等、売却、活用、利用への差し迫った理由がないオーナーの方が多いようです。
築浅物件、再販可能物件、取り壊して更地物件の違い
築浅物件:仕事や家庭の事情で、築浅の優良物件が売却できず空き家になっていることがあります。内覧やリフォームにより間取りや住環境の確認もでき、新築に近い新しい建物が多くあります。しかし、住宅ローンの残債が多く残っている場合があり、債権者と販売価格の合意ができれば、新築より割安の優良物件として求めることができます。
再販物件:建物の劣化状態により、新築のようにリフォームした中古物件として再販されるものです。空き家を売却するオーナーは、買取業者に原状渡しするだけです。しかし、再販売を目的とした下取りですから割安にはなります。購入者のメリットは、即,入居が可能であることです。しかし、リフォーム前の建物の劣化状態を確認できないデメリットもあります。
取り壊し物件:空き家の老朽化、劣化状態が激しい場合、S56年以前に建築された建物は、耐震工事費が割高になること、リフォーム費用が過大になり過ぎる為、取り壊して更地で販売する方法です。
現在、全国の空き家は849万戸に膨れ上がり問題化しています。今後、少子高齢化社会、在宅勤務が主流となり、テレワーク・リモートワークの社会への対応から、住環境への変化も予想されています。人口減少の懸念から新築供給過多とも言われる中、多くの空き家が流通されることに期待が高まっています。

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