コロナショック、不動産業界への影響は
ー金沢なかまち不動産BLOGー
リーマンショックや東日本大震災をも上回ると言われる、コロナショックの影響はどうなのか、我々が身を置く不動産業界において、現在起きていること、又、これから起きると予想されることを考えてみました。
消費者の購買意欲の低下が心配です
世界レベルの緊急事態宣言で、人・物の流れが規制され、経済活動の低迷予測から、金融市場の不安が株価暴落「世界同時株安」の世界恐慌へと連鎖が止まりません。
日本国内においても、学校休校、イベントや外出の自粛等、消費活動に大きく影響が出ており、購買意欲は低迷の一途です。
不動産業界への影響も実害です
多くの産業でサプライチェーンの弊害、ダメージが直撃しています。世界、日本が中国なくして産業が成り立たない構造的問題が浮き彫りになりました。
住宅関連では、設備機器が納入できない、その部品が無くて、納入できない等で工事が完成できない事態が起きています。建売業者も販売が止まり、当然、リフォーム工事関連も同じです。
完成引渡、販売完了で資金回収、利益回収の業界ですから、見通しの立たない現状に、資金が回らず倒産に追い込まれる中零細企業が続出すると予想されています。
又、中国人富裕層の投資離れにより、不動産需要の低下を招いており、開発業者、マンション業者に更に大きな影響が出ています。
インバウンドの低下が消費を直撃
日本を救う唯一の成長産業と言われてきた観光関連業が壊滅的です。観光と飲食業等、多くの産業が打撃を受け、倒産やリストラにより個人消費どころではない現実があります。
地方都市全体の経済が立ち行かなくなり、株価の暴落、経済の低迷により公務員以外の民間企業は軒並み危機感迫る深刻な状況が、今後も予想されています。
人々の生活の「衣・食・住」の生活が崩れかけている現在、最も、高額な個人消費は、住宅です。個人の生活は、住まいが有り、働き、食事し、生活することです。
不動産業界に携る者として消費者の皆様の支援ができる仕事ができればと考えます。「住」に関することでこれから消費者、顧客の皆様の少しでもお役に立てる仕事に関わりたいと考えています。今までも、何度も乗り越えてきた日本です。この危機を乗り越えていきましょう。

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