賃貸不動産の繁忙期、管理業者の差が出ます
ー金沢なかまち不動産BLOGー
居住用賃貸の場合、入退去のタイミングが勝負です。退去日から入居迄に原状回復工事を完了しなければならず、委託業者のクオリティが大きな差になります。
大家さんは、管理会社に任せているわけですが、一般的には2週間以内の短期間に、一斉に立会、清算と大家さん負担の分担、退去後のお部屋の出来栄え確認等、賃貸事業の空室問題に関わるとても重要な仕事が重なっている時期です。
最近は入居者が選べるお部屋、沢山あります
入居希望者には様々な事情はありますが、退去を待っていたら間に合わないので、同一類似物件を見て、現物の内覧もできないまま決めてしまう場合もあります。
大手賃貸メーカー等の商品化されている物件なら、社内の規定もしっかりしているので、入居条件や原状回復後の仕上がり出来栄えも問題ないと思います。万一、入居時にクレームとなっても、入居者・大家さん双方に責任ある対応ができると思われます。
多くの空室に悩む大家さんがいる今日の賃貸市場では、入居希望者が選べるお部屋が多くあるということですから、売り手市場だった時代なら、急いで「この部屋押さえないと、他に決まってしまいます」は、入居希望者には通用しない時代になっています。
この部屋に決めたい!急がないと他に・・・
賃貸物件は、選ぶ側からは困らない程、充分にある時代になりました。しかし、繁忙期間は2月、3月と変わっていません。管理するお部屋が今回、退去するのなら、選ぶ機会をタイミングを入居希望者に合わせていくことが、重要になります。つまり、原状回復工事を早く、綺麗に、対応できる業者さんは大家さんの味方となり、空室になりかけているお部屋を商品化してくれているのです。是非、お部屋が退去になる予定なら、早く商品化し、他の物件に目移りしないように、管理会社に強く要請しておく時期です。
お任せパッケージの時代は終わっています。原状回復工事,引っ越し業者の手配等、入居の決めては、実は、建物、家賃、お部屋ばかりではないのです。

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