なかまち不動産
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2020年01月09日
空き家対策と活用

相続税の支払いは、原則、現金一括払いです

相続税を軽減する為の、節税対策は多くの方が考えています。しかし、分割協議による相続分に伴い、相続税を支払う納税資金対策迄は、具体的に考えられていない方が多いようです。

ご存知のとおり、相続税の支払いは、相続発生から10ケ月以内に現金一括納付が原則になります。いつ、発生するかわからない相続、いざ納税という時に現金が無いという事態に陥らないよう、事前に納税資金を準備しておく必要があります。

相続税の支払い、慌てない為の納税資金の準備

主に不動産による相続の場合、相続税の総額は勿論大事ですが、法定相続人へ分割した場合の税額と納税が各々にとって負担が大きくなります。10ケ月以内の納期に現金による納付が原則となりますので、手持ちの現金での一括納税か、延納による分割納付になります。

本家、実家を承継する立場と、兄弟姉妹の立場、遠方在住等、様々な生活スタイルにより最近の財産分与は、難しくなっています。地主と言われる「農家」の方々も、市街化区域と農業振興地域では、不動産の在り方や農業後継者の考え方、兄弟姉妹の生活環境の変化により、事前の協議が重要になっています。

又、名義人の高齢化と共に、意思能力の低下があり、親子間、家族間での意思疎通、協議も難しいことが多く、対策できない現状もあるようです。

物納で相続税の支払い、できるの?

納税方法は、原則、現金一括納付ですが、困難な場合は、特例的に延納が認められています。10ケ月以内の現金納付が基本ですから、銀行借入、資産の売却等で現金化すること先見事項で、例外的に条件が整えば「物納」を認めることもできるということです。

<延納の条件>

延納は相続税の分割払いです。

・相続税が10万円以上

・申告期限までに延納許可を得ること

・延納税額が100万円を超え、期間が3年を超える場合は、担保が必要

当然、利子税が発生します。

<物納の条件>

物納は現金で納付することが難しく、延納による分割納付も困難な場合、物で納税することが、例外的に認められています。

不動産や金融債権等、順位や条件が細かく規定されていますので、詳しくは、専門家に相談してください。

物納と売却、どっちがお得ですか?

物納の土地は、あくまで相続税評価額で評価される為、市場で流通している時価とは違います。時価1億円の土地でも、相続税評価額が5000万円だったり、小規模宅地等の特例(評価が80%程度減額できる制度)を受けていた土地の場合は、2000万円の評価になってしまいます。

売却して換金して納付した方が、税金や諸経費を差し引いた残額が得な場合が多々ありますので、事前に比較検討しておくことをお勧めします。

納税資金について事前に対策する場合、総評価は勿論ですが分割の種類、仕方迄、具体的に協議、検討することになります。専門家を交え相談されることを、お勧めします。

この記事を書いた人
中町秀豊です ナカマチヒデトヨ
中町秀豊です
なかまち不動産の中町秀豊です。約30年、大手不動産活用専門会社で全国の地方都市を転勤し、不動産活用を通じその地域、業界に携わって参りました。今後も皆様と、不動産で「笑顔のある豊かな人生=リッチライフ」を創造できれば幸せです。真摯に一生懸命が信条です。どうぞ宜しくお願いいたします。
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